和田 啓   松本泰子
幼少の頃から学んだ江戸里神楽をもとに独自の音世界を表現をするアジア系ハンドドラム奏者であり作曲家。特にアラブ古典音楽において重要な位置を占める打楽器レク(アラビックタンバリン)は、エジプト・カイロにてハニー・ベダールに師事し、メイン楽器として演奏している。自ら主催するグループとして、ボーカルとウード(アラブの弦楽器)によるトリオ「RabiSari」(ラビィサリ)、ウード・バイオリンとのトリオでのエスニックフュージョングループ「MusiqaBadr」(ムスィーカ バドル)などのほか、常味裕司アラブ音楽アンサンブル「Farha」(ファルハ)をはじめ様々な音楽シーンをサポートしている。2006年3月国際交流基金の招聘により常味裕司氏とのエジプト公演を果たし、09年ノース・シー・ジャズフェスティバルに佐藤允彦氏率いる「SAIFA(サイファ)」のメンバーとして出演。など、海外での公演も多い。また、作曲家としての近年の主な作品には04年劇団四季「南十字星」、劇団青年座創立50周年記念公演「諸国を遍歴する二人の騎士の物語」(演出/伊藤大、森塚敏ほか)、05年映画「ガラスの使徒」(監督/金守珍、山田純大ほか)06年「山月記」(演出/萩原朔美、主演/中村京蔵)07年「マクベス」欧州4カ国公演、「ドン・キホーテ」(SPAC、演出/原田一樹)09年「ペリクリーズ」(演出/ニコラス・バーター)、「アンネ」(劇団ひまわり、演出/山下晃彦、脚本/横山一真)、11年ミュージカル版「モモ」(ミヒャエル・エンデ作、劇団ひまわり)、12年劇団ひまわり60周年記念公演「蒼い妖精とピノッキオ」(中島朋子、馬場徹、加藤清史朗ほか)、13年能登演劇堂ミュージカル「たぬき御殿」(演出/原田一樹)、14年俳優座70周年記念公演「四谷怪談」(伊右衛門/内田夕夜)等がある。
2009年度より船橋市文化芸術ホール芸術アドバイザーも務めている。
  大学卒業の頃ジャズヴォーカルと出会い、伊藤君子氏に師事。86年UCCジャズヴォーカル新人コンテスト特別賞受賞。90年を境に様々な民族音楽と出会う機会に恵まれ、その中から自分の生まれ育った風土をもう一度自分の声で表現しようとジャンルにとらわれず、日本の童歌・民謡をはじめアラブ古典、そして自らの作詞作曲によるオリジナル等も手掛ける。1998年「RabiSari(ラビィサリ)」を結成。2000年夏初アルバム「RabiSari」02年秋「RabiSari II」をリリース。03年、パーカッションの和田啓、ソプラノサックスの塩谷博之、マリンバの小松玲子らと「SohLa(そら)」を結成、CD「SohLa I」をリリース。2002年「マクベット」(イヨネスコ)2004年「オセロ」(原作W.シェイクスピア)においてイタリア・フランス・ルーマニアでの公演にてボイスパフォーマンスを披露し、好評を得る、05年「RabiSari」ポルトガル~ルーマニア公演を成功させる。06年テアトル・ド・シーニュ「トロイラスとクレシダ」(原作W.シェイクスピア)ノルウェー・フランス・イタリア公演に参加。08年エジプト・カイロにてアフマッド氏に師事、アラブ音楽を学ぶ。09年(財)さいたま市文化振興事業団主催「ス−パージュニアコーラス」演出・指揮を担当、9月「ペリクリーズ」(原作W.シェイクスピア)欧州4カ国公演に参加、劇団ひまわり「アンネ」などにおいて音楽を担当。同年12月サヌカイトを中心とした音楽グループ「Luz Azul」(ルースアズール)によりCDをリリース。10年レバノン・ベイルートUNESCOホールにて常味裕司氏・和田啓氏とともにアラビア語による楽曲を披露。11年Trinityアジアツアー(高橋竹童=津軽三味線、丸田美紀=箏、和田啓=打楽器)にゲストとして参加。12年13年佐藤允彦氏による「ランドゥーガ〜スリランカ公演」に連続参加。14年斎藤徹氏による「オペリータ〜うたをさがして」全国ツアーに急遽参加。15年3月には同アルバムDVDが発売される。また、近年ボイストレーナーとしての評価も高く、ボーカリストの他、様々な演劇やミュージカル俳優のトレーナーを努めている。