欧州
2005年版
その7
さて、公演も無事に終了。ここは次のボローニャ同様、去年も公演しているところなので劇場の写真は特になしということにしました。なので、パリ観光シリーズ第二弾とします。
えっ、本当に公演したのかって?そっ、そりゃあ当たり前でしょ。
そして、ボローニャへ移動、というところまで一気に進みます。
毎年訪れるパリ最古の鐘楼をもつ1サン・ジェルマン・デュプレ教会。この日はご覧のような綺麗な空を背景に鐘楼が輝いていたので撮ってみました。今回はお天気に恵まれたパリ。穏やかな気候の時期だったこともあって劇場への足取りも軽かったなあ。まあ、ノルウェーが寒かったからなんですけどね。
劇場も近いモンパルナス、ラスパイユ通り。その通り沿いにホテルがあります。
緩やかな坂になっているその通りの登り切ったところがモンパルナス墓地。
ここにはサンサーンスやサルトル、ボーボワール、モーパッサンなどが眠っています。高校生の時読んだ「壁」に思いを馳せつつ、お参りしてきました。
今回ポンピドゥーセンターへ行ったのは「DADA」の特別展をやっていたから。
物凄い量の展示がなされていて、時間がいくらあっても見飽きないその面白さは、筆舌しがたいほどでした。第一次大戦中から戦後にかけて国際的に展開された芸術革命運動ダダイスム。理性を優位におく既成のあらゆる価値観を否定し,芸術の自由な発想と表現を目指したその作品群は、全ての芸術が飽和状態になりつつある現代においては、鑑賞者の心休まる作品となっていることを実感しました。

たっぷりとダダイスト達の作品に触れた後は、美術家K竹さんお勧めのサン・ミッシェルにある中華料理屋へ。ここの鴨肉料理は最高で、肉でご飯一杯、タレで更に一杯食べられる程。町並みも楽しくて、次の機会にはゆっくり訪れたい街です。

そして、パリからボローニャへ。その移動の機内からモンブランがこんなにはっきり見えました。機長もアナウンスで「大変にラッキーなことですね」といってたように、これほどはっきり見えることはとても珍しい事のようです。
何かいいことがありそうな予感を胸に、いざ最終公演地ボローニャへ。
と、着いていきなり丸三日間のお休み。劇場は日曜日はお休みで翌日は照明の仕込み。というわけで、移動日当日はまずはボローニャの町を散策。全てをお見せすることは出来ませんが、素敵な町なんですよ。昨年も訪れているので合わせてご覧下さいませ。

セント・フェラーノ教会群は複数の修道院と教会が集まっている物のようです。12世紀ごろからの建物が建ち並び中庭も、座っているだけで心が穏やかになる、そんな空間でした。
今年、ここボローニャでの新しい感動を頂きました。
深遠な空気が室内のあふれていました。

さらに、今回とても楽しみにしていたのがパルマ行き。食と音楽の町と呼ばれるこの地で本物のパルマシュートを食べるというイベント。ついに実現しました。
その味と来たら口に運んだ途端に、とろけるような食感とふくよかな味わいにぼう然とするのみ。今まで食べていたのはなんだったんだろう・・・・。
さらに、お店のオーナーにパルマの味っていう料理を食べさせてってお願いして出てきたのが下の豚肉の煮込み料理。本当に柔らかくて、コンソメの味がたっぷりしみていてこちらも絶品。
イタリアが食の国であることを、改めて実感させてもらいました。
すごいなあ、イタリアッて。
そして、この洗礼堂。入った途端に
僕らを驚きと感動に包み込んでくれました。

12〜13世紀の建築物とその中のフレスコ画。
彼ら民衆の、そして時の権力者たちの信仰の篤さと権力を伺い知ることが出来ます。特に洗礼堂の中の音場は物凄くて残響が5秒以上もあるほど。
凄い空間でした。あんなところで信仰心を確認するのですから立ちあっている大人たちはそれはそれはまるで天の啓示を受けているかのような気持ちになったのではないでしょうか。
感動を十分に味わって帰りの列車の中ではぐっすり眠って帰ってきました。本当は安全面から言うとちょっと危ないことなんだけどね、へへ。
つづく