夢枕獏さんの檄文とも言える文章をFBで読んで、
目が覚める思いでした。
結びの「覚えておくからな。」は心に刺さるものです。
そんな思いを共有したくて、僕なりに記します。
FBにも載せましたが、ちょっとだけ加筆します。
僕たち、ほとんどの人は苦しい中、外出を自粛しています。
仕事がなくなった多くの人達も歯を食いしばって自粛しています。
当たり前のことです。
この国の為政者たちが、どんなことを言おうと、何をしようと、
そんなこととは関係なく僕たちはコロナと戦っています。
ほんの十年前とは違って世界の状況は、
誰でもある程度知ることが出来るから、
みんな死にたくないし、
とても怖いって心底思っているから。
仕事がなくても命があれば、
そして人の命を奪わなければ、
なんとか生きてゆけます。
出口のないトンネルはありませんから。
その日を心待ちにしてみんなで頑張りましょう。
だからこそ、この状況下、
僕たちはこの先絶対に忘れてはいけないことがあります。
経済と人命を秤にかけた者たちのことを。
国家的行事延期決定以後にようやく全てが動き出したことを。
毎日多くの人が亡くなっている異常事態を「持ちこたえている」としたことを。
それでも「緊急事態宣言の発令は遅くなかった」と断言したことを。
今このときにも御殿場では火力演習(軍事演習)が毎日のように行われていることを。
それは、次年度の予算獲得のためであると言うことを。
「自粛」と「強制力のなさ」の強調は、
責任逃れと、憲法改正への布石になり得ると言うことを。
他国と比べるまでもなく何も心に響かない言動を続ける行政府の長のことを。
それでも忖度し続ける者たちのことを。
そしてこんな彼等を選んだのは僕たちであることを。
僕たちは忘れっぽいのです。
無かったことにしがちです。
東日本大震災で起きたことは、
あまりにも大きな人災でした。
あと一ヶ月早く動き出していれば、
僕たちは笑顔でいられたかもしれません。
防衛費(軍事予算)を削減すれば、
今多くの人が命を取り留め救われるかもしれません。
喉元過ぎても今日のこの痛みは深く心に留めましょう。